原作ファン謹製 呪いの金棒

こんにちは。

随分書いていなかった事をすっかりと忘れて
日々、せっせと金棒などを作っておりました。

手順をジワジワ公開していたのですが、
ムリに写真を載せようとすればそれだけ手が止まるので、
一気に作ってしまいました。人生発の造形です。


そりゃ飛びたくもなりますよ。

私が作りたかったのは、モーニングで連載中の鬼灯の冷徹
に登場する主人公・鬼灯の拷問道具、呪いの金棒。
作品自体をご存じない方も多いと思いますが・・・
まあ参考画像がありますので、それを見て作ったものなんだ、へぇ
と思ってくだされば十分です。
要は、漫画に出てくる道具を作ってみただけです。

さて、金棒を作るにあたっては
原作、アニメ含めてほぼ以下の3枚の画像を参考にしました。
トゲとタッセル(ふさふさ)にも注目して下さい。

全長参考図、アニメ版です。
185cm設定のキャラですので120cmでしょうか。

太さ・取っ手参考画像、原作中の紹介画です。

トゲ・タッセル・色彩参考画像、原作単行本6巻表紙絵です。


どうでしょうか。アニメ版と原作版、違いが解りましたか?

トゲの配置を見ると、原作版はランダムに設置されているのに対し
アニメ版では一直線に並ぶという差があります。
タッセルの形を見ても、アニメ版と原作版は結びが違いますね。
持ち手の革の巻き方は現実これでは、ずれてしまいます。
厚く巻いたら見た目も違う。革じゃなければ可能ですが・・・
長さなんて原作同士でも違う。あれも違うこれも違う、
なんじゃこりゃ、と思いつつも原作者が思う金棒って
なんとなーく解りますよね。人のイメージのままというか。

原作版の鬼灯の冷徹は、描写ブレが非常に大きいんです。
キャラの頭身、道具や衣装もブレまくります。ですが、私はそれが好きです。
決して不安定なのではなく、作者の心の幅が広い気がするんです。

見ているうちに”ああこの絵を本当にしてみたいなあ”なんて思いました。

ただ、原作中では意外に金棒を持っているシーンが少なく、
出てきたとしてもかなり角度が付いていたり、急に短くなったりするので
参考に出来る絵が非常に少なかったです。


完成図。全長115cm程度。身長にあわせてリサイズしています。
ちょっと革の巻きが多いです。


ところで

掲題の通り私は原作ファンですが、この服を着る場合には
”鬼灯のモデルになった人物がいたとしたら?”で遊んでいます。


見えづらいですが角と耳も自作しています。
マスクラテックス製。自分の顔のパーツ比率に合わせています。

原作の絵がぶれるのなら、私もぶれて見えるものを作ろうと思いました。
その結果がアレです。ちゃんとぶれてますかね?

お忙しいところ、足を運んで下さりありがとうございます。
大変嬉しかったですよ。

原作ファンの作る金棒。ご満足いただけましたか?
ネット上には余り原作版の金棒が見当たらなかったので
これから金棒を作る人々の一助になればと願いをこめて
写真を公開した次第です。

作品自体も少しでも気にかけて頂けると幸いです。

作者が何ヶ月もかけて描いた時間と技術を
たった数百円で見せてもらえる。漫画って、凄いんですよ。

好きな人はこれからも、
今知った貴方はこの先で、

どうぞ鬼灯の冷徹を、宜しくお願い致します。

関連;ツイッターヘッダー画像紹介


《作品紹介》


”人にとっての地獄は、鬼にとっての日常。”

地獄を統括管理する閻魔庁には一風変わった補佐官がいた。閻魔様に仕える第一補佐官 鬼灯(ほおずき)である。
芸能人や文化人のような、光輝くカリスマ性を持った者は多くいるが粛々と仕事をこなし、内部の調整役となる。そんな影の傑物は存外少ないのである。

新人獄卒の指導から神獣いびり、EU・ギリシャ等、各国地獄への出張、国賓のもてなしまで何でもこなす鬼灯の時に厳しく、時に楽しい地獄の日常を
ほぼ1話読みきりでお届け。

コメディ部分だけでなく、研究熱心な作者さんによる混同されがちな地獄と餓鬼道の差、各地獄の説明は要・注目。動物もたくさん出てきますよ。

鬼灯の冷徹はモーニングで連載中です。
(現在隔週にて連載)

鬼灯の冷徹 / 江口夏実 -
モーニング公式サイト - モアイ http://morning.moae.jp/lineup/116

TVアニメ『鬼灯の冷徹』公式サイト
 http://www.hozukino-reitetsu.com/

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