2014年12月15日月曜日

鬼灯の連弾照明、完成。

土曜日の夜か朝か解らない午前4時ごろにひっそりと完成した
鬼灯の連弾照明のご紹介。


といっても写真を1枚しか撮っていません。

ツイッターではハッシュタグ(#鬼灯の冷徹)を付けていますが
鬼灯の冷徹には関係ありません。完全に私の趣味です。
実は、祖父の家にいったら鬼灯の実が飾ってありまして、
咽び泣く祖父から毟り取るように奪い
家へ持って帰ってブンタカタッタしたら出来ました。
勘の良い方なら、これが何月の出来事かわかりますね。
時間がかかったのは単にライトが売っていなかったのが10%
私のやる気が無く、時には作っていることを忘れているという
情けなさが90%です。

製作総時間を作業時間で考えると、
60時間程(乾燥時間込み)で出来上がります。

光の下で見るとツタ状の造花に渋い色味の鬼灯が
くっついており、明るい中での見栄えも考えると
どうしてもこのくらいかかってしまいました。

また、鬼灯の実の実物から型を取っている都合上
もう一度作る場合は来年の盆あたりになってしまいます。
ブリザーブドフラワー(ドライフラワーに着色したもの)は通年
存在はするので買ってくればその限りではありませんが、
値が張る上に私の求める大きさのものはありませんでした。

トートのような口のあいた鞄にに入れて歩くと
道行く人が見てきて楽しいですよ。特に夜は。
黒人の方に急接近された時は流石にヤベエと思いましたけど
負けじとこれからも持ち歩きます。

この時期に公開した事で、作りたい、欲しいという思いを
抱く人々を地獄に突き落とすことが出来、大変嬉しく思っています。
頭を掻き毟り血が出るまで唇を噛みながら108つの鐘でも
滅することの出来ない煩悩にまみれて良い新年を迎えて下さい。

ところで。昨日よったロフトにサンタクロースのコスプレがいました。
もうクリスマスですね。
傷だらけの体と心にクリスマスソングが染み渡ります。

それでは。

2014年8月18日月曜日

原作ファン謹製 呪いの金棒 完成しました。

こんにちは。

随分書いていなかった事をすっかりと忘れて
日々、せっせと金棒などを作っていました。

手順をジワジワ公開していたのですが、
ムリに写真を載せようとすればそれだけ手が止まるので、
一気に作ってしまいました。

時に
此処は全員に自慢して回りたい、でも安易に検索されたくないと
原作中にしか登場しない”呪いの金棒”表記をした、天邪鬼ページ。
よくたどり着きましたね。

そりゃ飛びたくもなりますよ。

急に金棒とか意味が分からない、そうですよね。

私が作りたかったのは、モーニングで連載中の鬼灯の冷徹
に登場する主人公・鬼灯の拷問道具、呪いの金棒。
要は、漫画に出てくる道具を作ってみたということです。

作品自体をご存じない方も多いと思いますが・・・
まあ参考画像がありますので、それを見て作ったものなんだ、へぇ
本当に似てるんだろうな、と批判的な眼差しでご覧ください。

鬼灯の冷徹は現在、単行本で14巻。アニメにもなりました。
BD&DVDセールスでは4巻発売時に1位に輝くなど
じんわり頑張っている作品です。

さて、金棒を作るにあたっては
原作、アニメ含めてほぼ以下の3枚の画像を参考にしています。
3枚だけかよ、と思うかもしれませんが、3枚だけです。
トゲとタッセル(ふさふさ)にも注目して下さい。

全長参考図、アニメ版です。
185cm設定のキャラですので120cmでしょうか。

太さ・取っ手参考画像、原作中の紹介画です。

トゲ・タッセル参考画像、原作単行本6巻表紙絵です。


どうでしょうか。アニメ版と原作版、違いが解りましたか?

トゲの配置を見ると、原作版はランダムに設置されているのに対し
アニメ版では一直線に並ぶという差があります。
タッセルの形を見ても、アニメ版と原作版は結びが違いますね。
長さなんて原作同士でも違う。あれも違うこれも違う、
なんじゃこりゃ、と思いつつも原作者が思う金棒って
なんとなーく解りますよね。人のイメージの金棒というか。

こういうトゲトゲしいやつですよね。

ここまでの数コマでお分かりになった方もいるかもしれませんが、
原作版の鬼灯の冷徹は、描写ブレが非常に大きいんです。
キャラの頭身、道具や衣装もブレまくります。ですが、私はそれが好きです。
決して不安定なのではなく、作者の心の幅が広い気がするんです。

見ているうちに”ああこの絵を本当にしてみたいなあ”なんて思いました。
もしかするとこの世に一本も実在しないかもしれない、鬼っぽい金棒。


原作中では意外に金棒を持っているシーンが少なく、
出てきたとしてもかなり角度が付いていたり、急に短くなったりするので
参考に出来る絵が非常に少なかったです。

完成品と私。

結局、作っている間に両方の要素をもったカタチになりました。
ちょっと革の巻きが多いですよね。後で調整します。


ところで

掲題の通り私は原作ファンですが、この服を着る場合には
”鬼灯のモデルになった人物がいたとしたら?”で遊んでいます。
原作と違うように見える部分もリアルに居たらこうだろう、でやってます。

見えづらいですけど、角と耳も自作しました。
マスクラテックス製、Vカラーで塗装しています。


今回、金棒を作らせていただくにあたっては、
作者がイメージしているものをイメージして作業を続けていきました。
直接話せるわけでなし、描いてもらった絵を見ながら
チマチマ削っては首を傾げる日々が続きました。

時計の長針を幾度も飛び越えて、ふいに解りました。
なんで絵がブレるのか。どういうものを考えているのかが。
解ったつもりでいたものが眼前で、花開くといいますか。

ブレても問題ないんですよ。現実にそういうものがあれば。

だから少なくとも、もうブレじゃないんですよ。


作っていたら段々楽しくなってきて、
ね。こういうことになりました。


さて、ご覧の皆様。そろそろお開きのお時間です。
原作ファンの作る金棒。いかがだったでしょうか。
ご満足いただけましたか?

ネット上には余り原作版の金棒が見当たらなかったので
これから金棒を作る人々の一助になればと願いをこめて。
写真を公開した次第です。

作品。気になってきましたか?
少しでも気になってもらえると嬉しいのですが。

好きな人はこれからも、
今知った貴方はこの先で、

どうぞ鬼灯の冷徹を、宜しくお願い致します。



《作品紹介》


”人にとっての地獄は、鬼にとっての日常。”

地獄を統括管理する閻魔庁には一風変わった補佐官がいた。閻魔様に仕える第一補佐官 鬼灯(ほおずき)である。
芸能人や文化人のような、光輝くカリスマ性を持った者は多くいるが粛々と仕事をこなし、内部の調整役となる。そんな影の傑物は存外少ないのである。

新人獄卒の指導から神獣いびり、EU・ギリシャ等、各国地獄への出張、国賓のもてなしまで何でもこなす鬼灯の時に厳しく、時に楽しい地獄の日常を
ほぼ1話読みきりでお届け。

コメディ部分だけでなく、研究熱心な作者さんによる混同されがちな地獄と餓鬼道の差、各地獄の説明は要・注目。動物もたくさん出てきますよ。

鬼灯の冷徹はモーニングで連載中です。
(現在隔週にて連載)

鬼灯の冷徹 / 江口夏実 -
モーニング公式サイト - モアイ http://morning.moae.jp/lineup/116

TVアニメ『鬼灯の冷徹』公式サイト
 http://www.hozukino-reitetsu.com/